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もばりぶ読書感想文



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■ 青空文庫 ■



MI-310のライブラリに残ってたよ。いや〜、懐かしいね。直接取り込めるのでとても使いやすかった。でもこのサイト、今はもう無いのよね〜。
↑ 在りし日の「もばりぶ」



記事番号36 [書籍名]  卵
著者名 感動度 難易度 投稿日時
夢野 久作 ☆☆☆☆☆ 易しい 2005/10/18 20:32
 裏隣の借家に住んでいた露子さんの一家が、突然引っ越して行ってしまった。露子さんとは結局まともな会話を交わす事すらなかった。でも、僕たちは、もっと深いところで繋がっていた。彼女が置いて行った卵の存在のおかげだ。



記事番号35 [書籍名]  茶立虫
著者名 感動度 難易度 投稿日時
薄田泣菫 ☆☆☆ 普通 2005/10/05 22:13
 ある秋の日、茶立虫の声を聞いた。未だかつてその姿を見たことはない。静かに更けて行く秋の情景を、趣き深く語った作品。



記事番号34 [書籍名]  田舎がえり
著者名 感動度 難易度 投稿日時
林 芙美子  ☆☆☆ 普通 2005/10/05 21:00
 寝台列車で帰ることになった。疲れた体をベットに滑り込ませたが、なかなか眠れるものでもなし。東京→京都→尾道→因の島→東京へと、里帰りした時の随筆。



記事番号33 [書籍名]  泥 寧
著者名 感動度 難易度 投稿日時
梶井基次郎 ☆☆ やや難しい 2005/09/26 19:55
 何をしてもうまく行かない時は、妄想がふくらみがちになり、増々深い淵に沈んでいくようである。そんな気持ちを表わした作品。



記事番号32 [書籍名]  琴のそら音
著者名 感動度 難易度 投稿日時
夏目漱石 ☆☆☆☆ やや易しい 2005/09/25 15:45
 小間使いに来てもらっているおばあさんは、迷信家なところがあり、なにかというと「縁起が悪いから」と小言を言いに来る。最近は犬の鳴き方が尋常じゃないと騒いでいる。そんなことを友人にボヤいているうちに夜もふけ、暗がりの中を帰る事になった。犬の鳴き方といい、恋人の病気といい、ますます気分は沈んでくる。



記事番号31 [書籍名]  河童小僧
著者名 感動度 難易度 投稿日時
岡本綺堂 ☆☆☆☆ 普通 2005/09/20 21:19
 内藤家の裏手にある溜め池に、夜な夜な現れる不思議な影。自然と話に引き込まれていってしまいます。



記事番号30 [書籍名] 猫又先生
著者名 感動度 難易度 投稿日時
南部修太郎 ☆☆☆ 難しい 2005/09/19 14:43
 国語読本に出てくる小説から「猫又」とあだ名をつけられてしまった高橋先生。面白みのない授業に先生を辞めさせようという話まで出てきた。
 書かれた当時(昭和32年発行)のままの漢字を忠実に再現しているので、ちょっと読みにくいかも。昔の学生は、こんなにも大人びていたのかと関心させられた作品。



記事番号29 [書籍名] サルト サムライ
著者名 感動度 難易度 投稿日時
新美南吉 ☆☆☆☆ 易しい 2005/09/17 20:14
  童話です。しかも全て漢字混じりのカタカナです。(笑)
 30年前に亡くなった明治生まれの祖母を思い出しました。 (^-^)



記事番号28 [書籍名]  外科室
著者名 感動度 難易度 投稿日時
泉 鏡花 ☆☆☆ やや難しい 2005/09/09 13:45
 高貴な伯爵夫人が入院してきた。手術が必要なのだが、夫人は断じて拒んでいる。どこから聞いてきたのか、麻酔薬を飲むとうわごとを言うということを信じていて、夫にも聞かれたくないことがあると言う。



記事番号27 [書籍名] 余 興 
著者名 感動度 難易度 投稿日時
森鴎外 ☆☆☆ やや難しい 2005/08/30 09:57
 短編なので一気に読んでしまえる。昔の宴会とはこんな感じだったのかと、思いを馳せながら読みました。余興が終わった後の若い芸者さんとのやりとりは、なんとなく今に通じるところがある。



記事番号26 [書籍名]  金将軍
著者名 感動度 難易度 投稿日時
芥川龍之介 ☆☆☆☆ 易しい 2005/08/24 22:07
 朝鮮で語り継がれている小西行長の最期。行長は、加藤清正らなど豊臣家臣の一人で、朝鮮遠征の時には命を落さなかった。釜山や漢城の攻略や、平壌の防衛に功を挙げている。日本と朝鮮とでは、こんなにも伝えられ方が違うのかと感心した。香港映画、特に史実を描いた作品を思わせるような展開です。



記事番号25 [書籍名]真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)
著者名 感動度 難易度 投稿日時
三遊亭圓朝 ☆☆☆☆ やや難しい 2005/08/24 21:13
 宗悦を酒の席で手打ちにしてしまったお殿様。そのお殿様も夜勤めの時、盗賊に襲われ命を落としてしまう。そこから累々と続く因果応報のお話し。かなりの長編。(私にとっては)でも宗悦とお殿様の関係をふまえておけば、世代ごとの物語なので意外と飽きずに読めてしまうかも。読み口はちょっと堅いけど、話の展開は面白いです。



記事番号24 [書籍名]  毛利先生
著者名 感動度 難易度 投稿日時
芥川龍之介 ☆☆☆ 普通 2005/08/24 21:13
 臨時の英語教師がやってきた。古びた黒いモーニングコートに紫色の蝶ネクタイという異様な雰囲気。変わっているのは風貌だけでなく、授業も変わっている。おもしろおかしく真似をする生徒も出てきた。好きな事をずっと続けている毛利先生の姿は、危なっかしいような羨ましいような・・・。



記事番号23 [書籍名]  右門捕物帖 南蛮幽霊
著者名 感動度 難易度 投稿日時
佐々木味津三 ☆☆☆☆☆ 易しい 2005/08/14 21:57
 花見の余興の舞台で岡っ引きの長助が殺された。そして富くじをすられたという町人の訴え。二つの事件には眠りの術を施されたという共通点があった。  この手のものは定番ですね。(^-^) 読みやすい作品です。



記事番号22 [書籍名]  泣虫小僧
著者名 感動度 難易度 投稿日時
林 芙美子 ☆☆☆☆ 普通 2005/08/14 09:49
 啓吉は妹と母の3人で暮らしている。そこに通ってくる母の男友達には子供扱いをされ面白くない。それが態度に出てしまうらしい。母も敬吉のことをうとましく思うのか、ときどき妹夫婦のところへ預けられてしまう。多感な男の子の母を慕う様がキュンとくる。



記事番号21 [書籍名]  狂言の神
著者名 感動度 難易度 投稿日時
太宰 治 ☆☆☆ やや難しい 2005/08/13 11:29
 親友が生きてきた証を確認するように辿って行く様はせつなくもあり、なんとなく分かるような気もする。結末はちょっとスッキリしすぎる感じが。。。



記事番号20 [書籍名]  家霊
著者名 感動度 難易度 投稿日時
岡本かのこ ☆☆☆☆ 普通 2005/08/06 17:49
 嫌々ながらも家業の「どじょう屋」を手伝うことになった。そこに通ってくる一人の老人がいる。昔は腕の良い彫金師だったというが、今では仕事もほとんどなくその日暮らしをしているらしい。「女房はたいして欲しくない。だが、いたいけなものは欲しい。いたいけなものが欲しいときもあの小魚の姿を見ると、どうやら切ない心も止まる。」
 「いのち」を感じるためにも通わずにはいられないという。



記事番号19 [書籍名]  桃太郎
著者名 感動度 難易度 投稿日時
芥川龍之介 ☆☆☆☆☆ 易しい 2005/08/06 17:46
 大人のための大人の童話。人間くさく描写される鬼たち。「桃次郎の冒険」というミュージカルを思い出した。桃の木の成り立ちや桃太郎の後日伝もあり、大変おもしろかった。短いので、ちょっとした気分転換に。



記事番号18 [書籍名]  貧しき信徒
著者名 感動度 難易度 投稿日時
八木重吉 ☆☆☆☆ 普通 2002/07/25 09:46
 104編の詩集。空や木々など、身近な自然を題材にした素朴な詩がとてもイイ感じです。著者が闘病中に書いたものらしく、時々せつなくなるような一節も・・・。



記事番号17 [書籍名]  鎖工場
著者名 感動度 難易度 投稿日時
大杉 栄 ☆☆☆ やや難しい 2002/07/15 00:18
 工場でひたすら鎖を造り続ける主人公。その鎖はいつの間にか体に巻きついて身動きもとれない。
 流れていく時間の中で、ふと自分に巻きつく鎖を感じたことはありませんか?



記事番号16 [書籍名]  かなしみの日より
著者名 感動度 難易度 投稿日時
素木 しづ ☆☆☆ やや難しい 2002/07/25 09:46
 出産には色々なドラマがあり、それぞれに思いを巡らすものです。
 私自身つい忘れがちなこの頃ですが、あの時の考えていた事、もうー度ふり返ってみるのもいいな・・・と感じさせてくれました。



記事番号15 [書籍名]  神楽坂の半襟
著者名 感動度 難易度 投稿日時
水野仙子 ☆☆☆ やや難しい 2002/07/02 22:41
 「こんな情景、あるある!」と思ってしまう作品。男はロマンチストだというけれど、女も負けていません。ただ、タイミングがずれているだけかも。(笑)
 言い回しがちょっと難しいかもしれませんが、ノスタルジックな気分になれます。



記事番号14 [書籍名]  絶望
著者名 感動度 難易度 投稿日時
徳田秋声 ☆☆☆ やや難しい 2002/06/09 23:45
 主人公のお大さんは、女優で例えるなら「渡辺えり子」さんみたいな人。苦労性でキップもいいのだけれど、なぜか報われない。彼女を取りまく人達との言葉のやりとりが軽快。



記事番号13 [書籍名]  たにしの出世
著者名 感動度 難易度 投稿日時
楠山正雄 ☆☆☆☆☆ 易しい 2002/05/05 23:28
 日本の昔話風作品。子供に読んであげてもイイですね。これも「青空文庫」からダウンロードしてきた本です。手間と時間を惜しまなければ、気に入った本に出会えるかもしれません。



記事番号12 [書籍名] 東京口マンティック恋愛記
著者名 感動度 難易度 投稿日時
吉行エイスケ ☆☆☆ 普通 2002/05/05 23:05
 NHKの朝の連続ドラマ「あぐり」にでてくる野村万才さん演ずる「エイスケ」さんの作品です。青空文庫からダウンロードしました。
 内妻がいるにもかかわらず恋愛という過酷なドラマを追い求める主人公に、ちょっと羨ましい気がしました。(爆) 奔放な人生を歩んだエイスケさんのバイタリティを感じさせる作品です。



記事番号11 [書籍名]  猫町
著者名 感動度 難易度 投稿日時
萩原朔太郎 ☆☆☆ 普通 2002/02/18 23:35
 犬神に憑かれたものは肉ばかりを食い、猫神に憑かれたものは魚ばかりを食べる、そんな「憑き村」と呼ばれる部落があるという。



記事番号10 [書籍名]  ぢいさんばあさん
著者名 感動度 難易度 投稿日時
森 鴎外 ☆☆☆ 普通 2002/02/18 23:33
 武家屋敷の一画にこじんまりとした住まいが建てられ、そこに品のよさそうな老夫婦が引越してきた。ある日、将軍家より褒美として銀十枚を賜ることになった。
 実はこの夫婦、共に暮らせるようになれたのも三十七年ぶり。



記事番号 9 [書籍名] 半七捕物帳 新カチカチ山
著者名 感動度 難易度 投稿日時
岡本綺堂 ☆☆☆☆☆ 易しい 2002/02/13 23:48
 沈んだのは土舟ではなく、浅井家のお殿様を乗せた屋形船。 三千石をかかえる城内で何が起こったのか・・・。本妻お蘭の方は、お家に傷が付くことを覚悟で真実を追及したいと言う。本妻と妾の確執と思いきや、双方とても人柄もよく、とても悪事につながるような話は出てこない。
 そうこうしているうちにお蘭の方は、家督を継いだばかりの息子までも亡くしてしまう。



記事番号 8 [書籍名]  溺れかけた兄妹
著者名 感動度 難易度 投稿日時
有島 武郎 ☆☆ やや難しい 2002/02/13 23:44
 夏の過ぎた海。
 友人と妹を連れ、今年最後・・・と海水浴を楽しむことにした。波に身を任せながら遊んでいるうちに、ふと大きな波にのまれてしまった!



記事番号 7 [書籍名]  象牙の碑
著者名 感動度 難易度 投稿日時
渡辺 温 ☆☆☆☆ 普通 2002/01/14 23:56
 事の起こりは上海での殺人事件。命を狙われ、遺言書を残すために弁護士事務所にやってきたという男の話に、つい吸い込まれてしまいます。
 サスペンス調。



記事番号 6 [書籍名]小熊秀雄全集−14 童話集
著者名 感動度 難易度 投稿日時
小熊 秀雄 ☆☆☆☆☆ 易しい 2002/01/14 23:46
 大人になっても童話はいいですね。短編なので一気に読み終えてしまえるし。
 全集というだけあって、しばらくはこれで楽しめます。一部重なるお話もあるようですが。



記事番号 5 [書籍名]  女の決闘
著者名 感動度 難易度 投稿日時
太宰 治 ☆☆ やや難しい 2002/07/25 09:46
 「女の決闘」という小説を、太宰治自身が読み進めていく内容でした。 ちょっと解説文が多すぎる・・・という感じ。



記事番号 4 [書籍名]  さるのこしかけ
著者名 感動度 難易度 投稿日時
宮沢賢治 ☆☆ やや難しい 2001/12/17 06:32
 童話です。
 「不思議の国の〜」の日本版といったところ・・・かな。



記事番号 3 [書籍名]  鯉魚(りぎょ)
著者名 感動度 難易度 投稿日時
岡本 かの子 ☆☆☆☆☆ 普通 2001/12/16 06:56
 若い小僧さんの淡〜い恋のお話。
 語り口もやわらかく、読みやすい一冊。久しぶりに自分に合った小説に出会えた感じがしました。



記事番号 2 [書籍名] 或る嬰児殺しの動機
著者名 感動度 難易度 投稿日時
佐々木 俊郎 ☆☆ やや難しい 2001/12/16 06:45
 近年、幼児虐待のニュースが多かったので、この頃と今とどう違うんだろうと思ってよんでみました。
 このお話はやむにやまれずという理由で我が子に手をかけています。まぁ、そんなこともあっただろうという感じで読みました。



記事番号 1 [書籍名] 花のき村と盗人たち
著者名 感動度 難易度 投稿日時
新美 南吉 ☆☆☆☆☆ 易しい 2001/12/16 06:17
 それぞれの事情で集まった盗賊たち。お頭は不慣れな子分に盗人のいろはを教えるため、花のき村にやってきた。そこでお頭は、ひょんなことから一頭の牛を預かってしまう。
 長いこと盗人をやってきた男が、ふと幼く純真だった頃の自分を思い出してしまうというお話。
 語り口も童話っぽく、読みやすい一冊です。これをザウルスに入れて、布団の中でこどもにお話を読んであげるのにはうってつけ。(笑)




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